マチュピチュ 快晴の世界遺産
天気予報とは裏腹に、快晴のマチュピチュをゆっくり見学することが出来た。
ただ、チケットの購入が複雑で、当日の朝にマチュピチュ村のチケットオフィスで購入することになってしまった。
この日は、朝五時に目が覚め、前日の雨が嘘のように晴れていた。
マチュピチュの入場は公式サイトからの予約が必要だ。
また、日本で調べた際、いくつかのサイトでガイドをつけることが必須と書かれていたが、その心配もなかった。
マチュピチュ入場について
チケットは事前購入が出来る。
ワイナピチュに登るには事前購入が必須らしい。
このサイトから、
http://www.machupicchu.gob.pe/
チケットの種類(マチュピチュだけ、ワイナピチュ、マチュピチュ山登山)
日付
を選択して予約する。
予約すると8時間?以内くらいで支払いを済ませないと有効期限が切れてしまう。
予約が完了すると、その控えの番号を元に支払いをする。
VISAカードしか使えないのが玉に傷だが。
学割について
学割があるとの情報があるが、ネット予約、ネット支払いだと学割はきかない。
マチュピチュ村のチケット販売所でも学割は使えないと大きく書かれている。
クスコの文化庁で学割がきくチケットが買えるらしいが、詳細はわからない。
朝七時半
前日の疲れをまだ残したまま、ホステルを出発する。
朝食はホテルでパンとスクランブルエッグが出た。
ホテルの人に、事前に予約したマチュピチュ入場券のEチケットを見せて入場出来るか確認すると、最高の笑顔で「これで大丈夫さ!」と言われて安心していた。
マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡までは一時間ほどで歩いて登ることも出来る。これを発見者の名前にちなんでハイラムビンガムロードというらしい。
しかし我々は前日の雨で歩き疲れていたので、バスを選択。
マチュピチュ村は小さい街なのでバス乗り場はすぐわかると思うが、村の入り口の方に小さなバスチケット販売所がある。
往復で24ドル
ドル払いも出来るしソル払いも出来る。
ソルだと77.832ソルだった。
チケットを購入し、バスに乗ろうとすると、バスの係員がマチュピチュ入場券を提示するよう指示。
Eチケットを見せるとこれでは駄目とのこと。
紙で印刷しなくてはいけないらしい。
仕方ないので急いですぐ近くにあるチケットオフィスに行き、Eチケットを印刷するよう頼みに行く。
すると、予約して支払いまで完了していたと思っていたチケットが実は支払いに失敗していたらしい。
何が原因かわからなかったが、とりあえず支払いが出来ていないらしいので仕方なくその場で現金でチケットを購入した。
当日の朝チケットサイトを見たときはマチュピチュ入場券が残り800枚ほどだった。
最大で2300人ほど入場出来るのでまだあまりはあるほうだった。
しかし、ワイナピチュはこの日の分はもう売り切れだった。
翌日の分もワイナピチュはないらしい。
やはり、だいぶ前から購入しておかないと400人しか入場できないワイナピチュは厳しいようだ。
とりあえず152ソルでマチュピチュの入場券は購入出来た。5300円くらいだ。
それを提示してマチュピチュ行きのバスに乗る。
急な坂道をくねくねしながら登ること30分。遺跡に到着。
バスからチラッと見える遺跡に胸が高まる。
やはり日本人に人気のマチュピチュだけあって、バスのなかでも降りてからも日本語がちらほら聞こえる。
この日の予報は雷雨。
しかし実際は日焼け止めを何度も塗り直さなくてはいけないほどの快晴だった。
クスコに比べ標高も低いので、日焼けが気にならないのであれば半袖半ズボンでもいいほどの暑さだが、日焼け防止のため長袖長ズボンがいいだろう。
遺跡入り口にはトイレがある。
遺跡のなかにはないので先に済ませるといい。
トレッキングシューズで来る欧米人もいるし、日本の旅行会社で団体で来ているシニア世代の日本人も多くいた。
遺跡入り口ではパスポートと入場券をチェックされる。
遺跡を傷つけるため、山登りに使うステッキや、大きすぎるリュックサックなどは持ち込めない。
筆者もわざわざクスコから担いできた三脚を入り口で預けさせられてしまった。3ソルだった。
遺跡のなかは思ったより広く、全て回りきるのに四時間ほどかかる。
マチュピチュ山に登るのには他のチケットが必要で、遺跡の途中にあるチケットをチェックするところで提示しないと進めないようになっている。
ワイナピチュも同様だ。
遺跡入り口で、英語やスペイン語でガイドが付けられるので、遺跡内で説明している人をたくさん見かける。
日本人バックパッカーの場合はほぼ100%地球の歩き方を持っているので、その説明を読めば十分理解できる。
遺跡に入場してすぐに姿を表す都市全景は、圧巻だ。
ここまで辿り着くのが難しい場所に、よくこんなに大きな都市を築いたなと感心させられる。
眼下に広がる崖と、茶色く濁った濁流、精巧に作られた段々畑や石組の完全な保存状態。
全てが異世界である。
遺跡内は広く、アップダウンも激しいため、休み休み見学しないと疲れてしまう。
敵が来たら落とすための丸太の橋
この高地で何故か流れ続ける水
見学を終えて、忘れず三脚を返却してもらい、遺跡入り口にあるレストランで昼御飯を食べた。
レストランは遺跡入り口に二つあり、観光地としてかなり完成されていることが伺える。
お土産はクスコやマチュピチュ村でも買えるが、遺跡入り口にあるお土産売り場はとても質が高い。
Tシャツ1枚2000円ほどするので大量にお土産にかうならし下で買った方がお得だ。
遺跡からマチュピチュ村までもバスで戻ると、二時くらいから大雨が降り始めた。
ちょうど登ったときだけ晴れていたのは運が良かったとしか言いようがない。