ラパス 道に迷って世紀末の景色
ラパスでは地球の歩き方にも載っているホテルサガルナガという宿に泊まった。
さすがに歩き方に載っているだけあって内装、サービス共に今までの最高レベルだった。
もちろんラパスにはたくさんのバックパッカー向けの安宿はあるが、ボリビアという国への警戒から、宿への投資は惜しまなかった。
ラパスのバスターミナルに到着し、重い荷物をもって坂をひたすら下る。
ここも標高3200mほど。
世界でもっとも標高の高い位置にある首都だ。
30分ほど歩いて行きが切れつつホテルに到着。
フロントのスタッフは日本語で数字が数えられるほどには日本語を知っていた。(話すことはできないが)
暖かく出迎えられ、晩御飯を求めに暗くならないうちに夕方のラパスの街へ。
ラパスの街にはたくさんの屋台があり、どれも安くてボリューミーだ。味はペルー料理よろしく、見て容易に想像のつく味をしている。
広場で買えるコレ
勝利メシです。
至るところで売られている(放置している?)杏子のジュース
日本の駄菓子屋で売ってそうな砂糖の甘い味がするのだが、これを飲んで南米ではじめてお腹を壊した。
要注意である。
屋台だけではお腹いっぱいにならないので、レストランへ。
大衆食堂でのご飯。
地元の人は美味しそうに食べているが、見た目とは裏腹にホントにまずかった。
杏子ジュースで腹を下したのもあるが、それ以上にまずい。
ボリビア飯はまずいと言うが、身をもって体験した夜だった。
夜のラパス。
道に迷って人のいない路地に迷い混んだ時は、世紀末のような街に見えた。
やはり南米最貧国だけあって、街にゴミがおおい。
ペルーであちこちに見かけた公共のゴミ箱がないため、ゴミが散乱してしまうのだ。
国境越え!ペルーからボリビア
南米旅行2か国目!ボリビアに入国。
プーノのバスターミナルに6:45に着いた。宿からバスターミナルまではタクシーで6ソルほど。これも10分もかからずに着いた。
バスターミナルでターミナル使用料3ソルを支払い、レシートとバスチケットを見せて案内してもらう。
ペルビアンタイムでまたゆっくり出発するかと思いきや、まさかの定刻ちょうどの出発。
国境を越えるので、バスに乗るやいなやペルーの出国カードを渡される。
朝の7:30に出発し、バスに揺られれて10時頃、寝ているとペルーとボリビアの国境に到着。
いったんバスを降り、小雨の降るなか出国を済ませる。
またバスに乗り、ボリビアへの入国をする。
はじめての国境だったが、ボリビア側でも全く滞ることなく、あっさり終えてしまった。
多くのバスはコパカバーナを経由する。
今回はコパカバーナで一時間自由時間があった。
しかし、あいにくの雨であまり観光することなくほとんどレストランで待機していた。
ペルーとボリビアで時差1時間だが、ボリビア時間の12時になってもレストランはモーニングしかやっておらずコーヒーとわずかなパンだけでお腹を満たした。
コパカバーナを出発し、ボリビア側ではこのように船にバスをのせて渡る。
乗客は降りて2ボリビアーノで別の船に乗る。
ここで売ってるよく分からない小魚は味が濃いがおいしい。
岸の反対側についてバスの到着を待ち、さらに走ってボリビアのラパスに着いたのはボリビア時間の夕方16:00頃だった。当初の予定より1時間ほど早い到着だ。
ウロス島 メルセデス・ベンツの旅
ホテルの前までツアー会社の車が迎えに来て、朝7時に宿を出発する。
街は小さいので15分くらいで港に到着。
このボートに乗り込む。
標高が高いわりに太陽が近いのでそんなに寒くない。
ボートには屋上があり、係員が指示した時だけ、交代で上に上ることが出来る。
ボートにのって景色を見ながら30分ほどで港から一番近い島、ウロス島に到着。
ガイドの説明がとても一生懸命でよかった。
スペイン語と英語で交互に説明してくれたが、英語の説明を聞いていたのは我々アジア人二人だけだった。
他はすべてスペイン語圏から来ている旅行者で、英語の説明は聞かずに観光していた。
ウロス島は藁で出来た島の上に、先住民族の格好をした人々が少数暮らしている。
まず、到着すると島民と現地の言葉で挨拶。
村長から歓迎の挨拶が始まり(意外と長く、炎天下のなか30分続いた)、現地の言葉なので何言ってるかさっぱりわからない。
ただ、この島がどうやって出来ているかを模型で説明したり、どんな魚が取れるかを実際に見せてくれたりした。
そんな説明を聞いたあと30分の自由時間。
島民の作った民芸品のお土産を購入したり、写真を取ったりする。
チチカカ湖の真ん中で伝統的な暮らしを守っている彼らだが、ほどよく現代文明も取り入れているようだ。
ウロス島からとなりの島までは島民が藁で作ったこの奇妙な船に乗る。
この船のことを島民は観光客に向けてメルセデス・ベンツと呼んで説明していた、それも満面の笑みで。
おそらく以前に冗談で言ったのが観光客に大ウケしたのだろう、このボケをとても気に入っているらしく、島民揃って
「ほらほら!メルセデス・ベンツ乗れよ!」
という感じだった。
島民は観光させてもらったお礼に村長に10ソル渡すのが慣例らしく、メルセデス・ベンツに乗ると、女の子が村長のかわりにお金の回収にやって来た。
ちなみに、島の村長は1年ごとに交代するらしく、このときの村長は45才だった。
ウロス島では、パスポートにスタンプも押してもらえる。
1ソル。
もちろん非公式のスタンプだが笑
パスポートのページに余裕があったら記念に押してイイかも。
ちっちゃい男の子が一生懸命スタンプを押してくれる。
ウロス島を離れ、さらにボートに乗って2時間。
大きな島に到着する。
到着すると大きな崖。
チチカカ湖は全体で一都三県がすっぽり入る大きさなので、海の上にいるかと思いがちだが、波が全くない湖なので、崖の上から見る景色はどこまでも続く水平線がとてもきれいだ。
この島の標高はなんと4000mを越える。
富士山より高いところからペルーとボリビア両方を見渡せる。絶景だった。
ここのレストランで昼御飯。
魚と肉が選べたが、魚が正解だった。(ここ湖だし)
日本人も結構くるのか、店員は
「オイシイ、サカナ」と少しだけ日本語が話せるようだった。
帰りも2時間かけて港へ。
宿まで送り届けてくれるのがうれしい。
プーノの宿についた時、時刻は5時を過ぎていた。
手持ちの現地通貨がなくなってしまったので、この時間から両替所があるか訪ねたら、メルカドの近くにあるとのこと。
レートも悪くなかったので、諦めず探してよかった。
プーノの宿 チチカカ湖観光申し込み
クスコからプーノもクルスデルスールのバスを使った。
バスターミナルまでは市内中心部からタクシーで5分ほど。歩いても行ける距離らしいが、朝が早いのと荷物が大きいのとでタクシーを利用した。
リマの時と同じようにEチケットだけで入場しようとしたら、ここでは紙のチケットが必要といわれ、急いでチケットカウンターへ。
パスポートを見せて紙のチケットを印刷してもらう。
しっかりしている会社なので、客を待たずに出発ということはなく、安心した。
クスコのバスターミナルでは何故かWi-Fiが繋がらなかったが、逆にリマクスコ間で使えなかったバス内のWi-Fiが繋がった。
バス内のWi-Fiはクスコ市内を出るとすぐ切れてしまった。
クスコをほぼ定刻に出発して、途中休憩をはさみながらプーノに到着。
プーノは14:30到着の予定だったが15:00くらいに到着した。
プーノのバスターミナルはクルスデルスールもその他のバス会社も共有で、広くて楽しい。
バスを降りて荷物を受けとるとすぐにコパカバーナ経由ボリビアのラパス行きのバスの営業ががんがんかかってくる。
ラパス行きのバスはまだ取っていなかったので、一番大きそうなチチカカボリビアというバス会社を選択。
プーノに来てからボリビアが近くなり、人々の顔が急に黒くなったように感じる。
真っ黒の顔のバス会社の人につれられ、翌々日のバスのチケットの説明を受ける。
一人60ソルで朝7:30出発。(時差が1時間あるので)ボリビア時間の16時にラパスに到着するという。
途中コパカバーナという観光地をまわっていくルートが鉄板で、コパカバーナにも寄るというのでこの会社に決めた。
また、同じ会社でチチカカ湖のボートツアーも催行しており、これにも50ソルで申し込んだ。
翌日以降の準備が終わると、バスターミナルから宿までタクシーを使用。6ソルだった。
今回宿泊したのは
Julio Cesar Hoteles
というホテル。スペイン語の先生からの紹介で予約したホテルで、タクシーのドライバーにホテルの名前を告げるだけで、そこは良いホテルだねといってくれるくらいプーノ近郊では有名なところらしい。
スペイン語だとフリオセザールと読む。
HPから予約することが出来、二人で2泊70ドル。
一人1泊17.5ドルなので1800円くらい。
ペルーにしては少し高いが、中はとてもキレイで、シャワーも水圧、温度ともに日本と遜色ないクオリティだった。
ホテルの受付のおばさんは、いままで出会ったどのペルー人よりも笑顔を絶やさず素敵な方だった。
ホテルでは洗濯サービスも行っており、詳細はスペイン語なのでわからなかったが、1kg6ソルくらいで、朝の8時に預けて、夜の8時に帰ってくるようになっている。
キレイに畳まれていたので期待以上の満足度だった。
ホテルのWi-Fiはあまり強くない。
プーノはいままで旅してきたペルーの街のなかでは、一番観光客が少なく、地元の人の暮らしのなかに入っていくカタチだった。
行く前にプーノはなにもないよ、つまらないよとの声を聞くこともあったが、筆者は3800mという富士山より高い場所にすむペルー人の暮らしを2泊を通して感じることが出来、とても楽しかった。
街自体は小さく、アルマス広場もあまり活気がなく、地元民のための憩いの場になっている。
カテドラルは無料で入ることが出来るがそれ自体は正直あまり身どころではない。
ホテルの前では真っ黒な顔のおじさんが肉とジャガイモを焼いて売っている。
地元の人がたくさん集まって食べている。こういうのがうまいのだ。
この日はその先の未定な旅の予定をWi-Fiを駆使して調べることと、身体を休めることに専念した。
聖なるインカの谷ツアー
オリャンタイタンボ、マラスの塩田、ピサック、マライ、などをめぐる聖なるインカの谷ツアーに参加。
これも同じくLucky Peru Tourで申し込んだ。
朝8時にアルマス広場のマックの前に集合という約束だったが、8時20分を過ぎるまで誰も来ず、ツアーに申し込んだ観光客だけが増えていくだけだった。
20分たって、ツアー会社の人が現れ、名前を読んで点呼をとるが我々の名前は呼ばれない。
その間に、ツアー会社風ではない、ふつうの男が「君たちマラスに行くのかい?」と言ってきたのでそうだと答えると、付いてこいとのこと。
前日のトラブルもあり、またしても詐欺ではないかと疑ったが、1日無事にツアーを満喫することができた。
ツアーは始めにピサック遺跡を訪れ、原住民の布を染める実演を見ることが出来る。
2番目に見学した○○でクスコ周遊券を70ソルで購入する。これで見学できる。
クスコ周辺にいるうちは標高が高いのでかなり寒く、十分な防寒が必要だった。
マラスの塩田
モライ
オリャンタイタンボ
朝、高山病が辛かったが、
オリャンタイタンボ周辺は高度が2400mほどなのですっかり治まった。
夕方6時頃でも両替所はやっていた。
手持ちの現金が底をついたのでドルからソルへ交換した。
レートは3.2
空港と同じだ。
クスコに帰ってきたのは夜の7時半頃。
ツアー会社に預けていた荷物を受け取り、宿へ戻った。
宿でラウラさんご夫婦とGoogle翻訳を駆使して会話。
ペルーではちょこちょこ日本のニュースが流れていることを知った。
日本の天皇の名前まで知っているのにはさすがに驚かされた。
また、ボリビアは兄弟だが、チリは嫌いだということも意外だった。ペルーとチリは戦争をした関係にあり、発展しているチリが気に入らないのだと話していた。
現地の人から直接話を聞ける貴重な機会に恵まれたのも、旅の醍醐味かもしれない。
マチュピチュ村のゲストハウス Supertrumpホステル
マチュピチュでは2泊した。
街の様子や、宿泊したゲストハウスについてまとめる。
マチュピチュ村は観光地としてかなり完成しているので宿とレストランは豊富にある。
歩きでマチュピチュ村に到着すると、雨のなか「ゲストハウス空いてますよ」と何軒も営業がかかるくらい、宿は充実しているので予約しなくても入れる。
街中では日系人なのか、我々を見るとすぐに日本人と判断し、「おいしいよ!空いてるよ!ともだち!」とレストランからも営業がかかる。
街の人の多くは観光業に携わっているので多少は英語が話せる人もいるが、半分くらいの人は話せない。
観光地として整備されているのでカードが使える店も多い。
ドルからソルへの両替もあり、レートもそんなに悪くないので
(3.17)心配要らないだろう。
物価だが、クスコからかなり遠いにも関わらず観光客でごった返して需要はあるので、クスコとくらべると1.5倍ほどになる。
ミネラルウォーターならクスコでⅠソルのところ、2から2.5ソルくらいに上がることもある。
宿泊した宿について。
今回は事前にインターネットで予約したホステルに宿泊した。
Supertrumpホステルというホテルで、
街を上にのぼって、右側へ向かう橋をわたり、サッカー場のすぐそばにある。
さすがサッカー王国南米だけあって、他のインフラでまだまだ整えるべきところはたくさんあっても、キレイなサッカー場だけは譲れませんとばかりに、街に似合わずサッカー場がある。
南米らしくてとてもよい雰囲気だ。
ホステルの外観はこんな感じでカラフルなのでとても見つけやすい。
フロント
マチュピチュ観光について相談荷のってくれたが、言われた通りにやっても前述の記事のようにうまくいかなかったので、出来るだけ自分でもネットなどで調べておいた方がいい。
宿の人はみんな英語が話せる。
料金は一人1泊40ソルで、だいたい1340円くらい。
部屋はドミトリーで貴重品を預けるロッカー付き。
鍵は自分で持参。
マチュピチュ観光をするには便利で、かなり良かった。
朝食付きで、ホステルの1階にあるレストラン(といってもちいさいが)で朝食を食べることが出来る。
メニューは基本的にパンとジャムと卵焼き(もしくはスクランブルエッグ)だった。
1階に共有PCとシャワーがあり、滞在中は暖かいシャワーが出ることはなかった。
2回に共有トイレと洗面所、共有スペースがあり、Wi-Fiはあるが、共有スペースにいるときが一番早い。
ゲストハウスなので、夜、みんながWi-Fiを使うと速度が急激に遅くなる。
共有スペースには世界各国から来た客の名前やマチュピチュの感想が書かれていた。日本人も3人ほど見かけたので、筆者も書いておいた。
他に台湾が一人、香港が一人で、アジアはあまりいなかった。
宿の3回にはバーも併設していて、夜はスペイン語が飛び交っていた。
ホステルの場所の詳細は以下に記す
チェックインは13時
チェックアウトは11時で
この日、午後3時に水力発電所からのバスに乗る予定立ったので、部屋でゆっくりしていると、チェックアウトの時間に厳しく、11時になるとそろそろ出発してくれと言われた。
11時に宿を出発し、行きは3時間かかったので帰りも同じくらいだと思っていたら下山はペースが早く、2時間でついてしまった