となりのシュン

こどもの時にだけあなたに訪れる不思議な出会い

ペルーの銀座 ミラフローレス

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リマのペンションイバラで2夜を過ごし、朝6時にようやくユナイテッド航空から荷物がホテルに届いた。着替えもできるし、カメラ類も揃ったのでいよいよバックパッカーらしくなってきたところだ。

 

 

朝、お湯がでないので冷たい水でシャワーを浴び、ホテルをでた。

 

 

リマでは治安が悪いから流しのタクシーには絶対にのってはいけないと言われていた。地球の歩き方にも同じことが書いてあったが、今回はホテルの人にミラフローレスまで行きたいというと、タクシーを手配してくれたので、言われるままタクシーに乗ることにした。ドアは壊れているし、見るからに怪しいタクシーだが現地人に直接説得してもらったので、わずか15ソルでミラフローレスまでいくことができた。


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タクシーの向かった先は、ミラフローレスの中心地、サン・イシドロを過ぎたところにあるケネディ公園だ。タクシーの運転手にもパルケ・ケネディと言って伝わったので地元の人にもよく知られたところなのだろう。

タクシーを降りてカフェでWi-Fiを使い次の宿を調べる。

 


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ケネディ公園の近くは安宿が多いらしく、翌日の朝はバックパッカーで溢れていた。

 


今回はブッキングドットコムで高評価を得ていたフライング・ドッグに宿泊。

 
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彼が今回の旅の相方だ。

 

 

ケネディ公園のすぐ横にあり、地球の歩き方にものっているので見つけるのは容易だろう。

 


ドミトリーで1部屋5人。一人1泊40ソルだった。1300円ちょっとと、とてもリーズナブル。宿の人も旅人慣れしており、英語が話せるので安心だ。

 


ミラフローレスの街は旧市街と打って変わって街並みがとても美しい。海がある表参道みたいな感じでペルーにいることを忘れさせるほどきれいな街だった。

 

 

宿から歩いてすぐのところにラルコ・マーロというきれいな海岸もある。昨日のバスツアーでバスから眺めた海岸を実際に歩いて訪れた。海に入ってみたが、観光客でごった返しており、波の強さもあいまってサーファーの聖地と化していた。

 
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海のきれいさは湘南の海とほとんど同じ。結構汚い。

 


とりあえず観光地をめぐるのでラルコマーロのすぐ近くにある恋人達の公園で記念写真をパシャリ。

 


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宿に戻って水着から着替えて天野博物館へ向かう。

 


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天野博物館は名前の通り天野芳太郎氏が作った博物館で、織物を展示している。


入場料は30ソル(1000円くらい)で時間によっては日本語のガイドツアーがあるようだが、今回は訪れたのが16時だったのでなかった。閉館は17時。


天野博物館まではケネディ公園から徒歩で行ける範囲内にあるが、場所が住宅街の真ん中にありわかりにくいためタクシー利用の方が良いだろう。ケネディ公園から10ソル。


運転手がめちゃくちゃ道に迷っていたので現地の人には馴染みがない博物館かもしれない。
受付のイケメンのお兄さんも我々を見るなり日本人かい?と言ってきたので日本人の客も多いのかもしれない。


日本にいるときも上野科学博物館で行われた古代アンデス文明展に行ってきた。そのときも感じたが、古代アンデスの文明はアジアの中華文明にあるような金ぴかの豪華絢爛さがない。これは1500年代にスペイン人によって征服されたときに金をことごとく持っていかれたことにも由来するが、展示されている絵や偶像を見ても、表情が一様で、アジアの絵画やヨーロッパの彫刻にあるような人間の色っぽさを感じられない。

 


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表情もどこか寂しげであるし、紀元前から制服前の紀元後1400年までのものを比べてもあまり変化がわからなかった。研究者はどうやってこれらの発掘物の年代を見分けているのか不思議だ。

 
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インカ文明には文字がなかったのでこのように縄で数字などを表した。


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