となりのシュン

こどもの時にだけあなたに訪れる不思議な出会い

ウロス島 メルセデス・ベンツの旅

 

チチカカ湖ボートの旅はウロス島から始まった。


ホテルの前までツアー会社の車が迎えに来て、朝7時に宿を出発する。


街は小さいので15分くらいで港に到着。


このボートに乗り込む。


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標高が高いわりに太陽が近いのでそんなに寒くない。


ボートには屋上があり、係員が指示した時だけ、交代で上に上ることが出来る。


ボートにのって景色を見ながら30分ほどで港から一番近い島、ウロス島に到着。


ウロス島ではスペイン語以外に現地人の言語
が話されている。

 

ガイドの説明がとても一生懸命でよかった。


スペイン語と英語で交互に説明してくれたが、英語の説明を聞いていたのは我々アジア人二人だけだった。


他はすべてスペイン語圏から来ている旅行者で、英語の説明は聞かずに観光していた。


ウロス島は藁で出来た島の上に、先住民族の格好をした人々が少数暮らしている。


まず、到着すると島民と現地の言葉で挨拶。


村長から歓迎の挨拶が始まり(意外と長く、炎天下のなか30分続いた)、現地の言葉なので何言ってるかさっぱりわからない。


ただ、この島がどうやって出来ているかを模型で説明したり、どんな魚が取れるかを実際に見せてくれたりした。


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そんな説明を聞いたあと30分の自由時間。

島民の作った民芸品のお土産を購入したり、写真を取ったりする。

 


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チチカカ湖の真ん中で伝統的な暮らしを守っている彼らだが、ほどよく現代文明も取り入れているようだ。

 

ウロス島からとなりの島までは島民が藁で作ったこの奇妙な船に乗る。


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この船のことを島民は観光客に向けてメルセデス・ベンツと呼んで説明していた、それも満面の笑みで。


おそらく以前に冗談で言ったのが観光客に大ウケしたのだろう、このボケをとても気に入っているらしく、島民揃って


「ほらほら!メルセデス・ベンツ乗れよ!」

という感じだった。

 

島民は観光させてもらったお礼に村長に10ソル渡すのが慣例らしく、メルセデス・ベンツに乗ると、女の子が村長のかわりにお金の回収にやって来た。

 

 

ちなみに、島の村長は1年ごとに交代するらしく、このときの村長は45才だった。


ウロス島では、パスポートにスタンプも押してもらえる。

1ソル。


もちろん非公式のスタンプだが笑

パスポートのページに余裕があったら記念に押してイイかも。


ちっちゃい男の子が一生懸命スタンプを押してくれる。


ウロス島を離れ、さらにボートに乗って2時間。

 

大きな島に到着する。

 

到着すると大きな崖。

 

チチカカ湖は全体で一都三県がすっぽり入る大きさなので、海の上にいるかと思いがちだが、波が全くない湖なので、崖の上から見る景色はどこまでも続く水平線がとてもきれいだ。

 


この島の標高はなんと4000mを越える。


富士山より高いところからペルーとボリビア両方を見渡せる。絶景だった。


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ここのレストランで昼御飯。


魚と肉が選べたが、魚が正解だった。(ここ湖だし)


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日本人も結構くるのか、店員は

「オイシイ、サカナ」と少しだけ日本語が話せるようだった。

 


帰りも2時間かけて港へ。


宿まで送り届けてくれるのがうれしい。

 


プーノの宿についた時、時刻は5時を過ぎていた。


手持ちの現地通貨がなくなってしまったので、この時間から両替所があるか訪ねたら、メルカドの近くにあるとのこと。

 

レートも悪くなかったので、諦めず探してよかった。


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