となりのシュン

こどもの時にだけあなたに訪れる不思議な出会い

大自然の高尾山 マチュピチュ村へ

水力発電所を出発してからマチュピチュ村に到着するまでほぼ休憩なしでちょうど三時間だった。

 


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水力発電所に到着した時、旅の相方井口が37.5の熱が出ていた。

 


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これから歩くのでかなり心配だったが、後戻りも出来ず、本人も問題ないと話しているので進むことに。


雷雨の予報と反して、ここは雲ひとつない晴天に恵まれた。


朝は活躍したウルトラライドダウンもコンパクトにまとまりリュックの中へ。


半袖半ズボンでもいいくらい暑く、日焼け止めをぬったが、刺すような日差しが肌を痛めつける。

 

登山で行方不明になることを防止するのか、入り口には入山する人の名前を書くところがあった。

 


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国籍や年齢、パスポート番号などを記すが、特に入山料などを支払う必要はない。


名簿に名前を書くので他の人の国籍をちらっと見ることが出来る。

チリ人が多い。


チリ人はスペイン系の白人が多いので、ツアー全体が白人が多いように感じる。

地元ペルー人や、ブラジル人も見かけた。


スタンドバイミールートは近隣の国々から来ている人が多かった。

 

歩き始めてすぐ、ペルーレイルの駅、Hydroelectric駅を通過。


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青いキレイな車両を横目にリュックを背負って歩みを進める。

 


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実際に来てみるまで、スタンドバイミールートは冒険心ガチガチの登山勢がトレッキングシューズを履いて装備をきちんと用意して登るものだと思っていた。


しかし、現実は大自然の高尾山だった。


クスコからここに到着したバスは何も我々だけではない。

様々なツアー会社がこぞってバスと提携し、多くの観光客をここに送り込んでいる。


屈強な男ももちろんいたが、驚かされたのはカップル率の多さだ。


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単線のレールの上を手を繋いで、しかも人によってはビーチサンダルで歩いているではないか。


入り口でごった返す人、人、人。


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広大な大自然の中にちっぽけな人間が入り込む。


そんな姿を想像していたが、近隣諸国の人にとっては都民が高尾山に登るくらい手軽なものかも知れないと思わされた。

 

また、あまりに多くの観光客がここを通っているのを物語るのが、三時間の道のりの途中に存在する休憩ポイントやレストランの数だ。

 


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線路を歩いて登る人以外は誰も来ないような場所にレストランがある。

 


水力発電所からマチュピチュ村までもずっと線路の上を歩くので、道を間違えようがない。

 

有名な撮影スポットの橋

 


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途中、けたたましい轟音の汽笛を鳴らして通過する青いペルーレイルの車両は、このコースの見所のひとつだ。


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マチュピチュの辺りは、アマゾン地帯との境目にあるらしく、歩き始めて一時間半を過ぎた辺りから、アマゾンの熱帯の中を歩いているような景色に変わってくる。

 
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予報通り最後の一時間は大雨に打たれ、ポンチョを来て歩く。雨のせいで視界も悪く体感温度もぐっと下がるなか、最後2つのトンネルをくぐるとようやく見えてきたマチュピチュ村には幾ばくかの感動を覚えた。

 
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三時間のトレッキングを経て、大雨の中着いたマチュピチュ村で、予約していた宿に入る。


Supertramp Hostelというゲストハウスだ。

 

登山の疲れから、宿に19:00くらいに着き、雨なので街歩きする気にもなれず、そのまま寝てしまった。

 

 

スタンドバイミールートは、快適さや時間でペルーレイルに劣る。

 

だが、多くの旅行者が使っている一般的なルートであり、危険と感じるようなことはない。

 

時間のある人には是非チャレンジしてほしい。