となりのシュン

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クルスデルスールの快適バス旅

リマからクスコへは、快適だと評判のクルスデルスールのバスを使って21時間の移動をした。

 


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リマ→クスコの移動手段は空路と陸路の二つだ。

 

空路だと2か月前に調べた金額だが、およそ8000円で2時間のフライトで行ける。

 

陸路だとバスで21時間。価格は5000円ほど。

 

コストパフォーマンスを求めるなら断然空路だが、今回は今後の南米旅行でバス旅が多くなることから長時間のバス旅に慣れる意味も込めてバスを選択した。

 

 

リマの観光を終えると多くの旅行者はクスコへ向かう。

 
クスコは古代インカ帝国の中心であった場所であり、マチュピチュへ向かう際の拠点でもある。

 

ミラフローレスの宿からバスターミナルまで、タクシーで15ソルほど。

 

宿の人にタクシーを手配してもらった。


さすがに地元ドライバーにもよく知られているらしく、ドライバーは迷うことなくクルスデルスールのバスターミナルまで到着した。


乗客の多くが大きなバックパックを抱えた外国人旅行者で、地元民はあまり利用しないようだ。


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チケットは事前にインターネットで予約できるため、出国前に日本で予約していた。

 


チケットオフィスで、Eチケットを見せるだけで良いと言われ、時間までターミナルの2階の待合室で待っていた。

 

 

ここには軽食も用意されていて、Wi-Fiも飛んでいるので早く着いたら寄ってみるのも良いだろう。


大きなバックパックは乗る前に無料で預けることが出来る。

 

荷物を預けていよいよ搭乗。
手荷物検査と身体検査を受け、座席に座ると係員がビデオカメラを持って乗客の顔を撮影しに来る。

怪しい客が乗っていないか確認しているようだ。

流石のセキュリティーだ。

 

 

乗客が全員乗ったようなので、バスは定刻の5分前に出発した。


座席は大きく、フットレストも付いており、飛行機のエコノミーよりもゆったりしている。

 


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映画や音楽を楽しめるモニターと、ブランケットも付いている。

 

出発地リマの標高がおよそ150m
目的地クスコは3300mを越える。


空路だと急激に高度をあげてしまうため、高山病になるリスクが高まる。


陸路だとゆっくり高度をあげるため、体が順応しやすく高山病のリスクを減らすことが出来るというメリットもある。

 

せっかくの南米旅、高山病で何日も寝込んでしまっては楽しめないので、事前に日本で購入していた高山病予防の特効薬ダイアモックスを服薬。


筆者は観光の疲れから、バスに乗った時微熱があったが、快適な21時間のうち12時間以上ぐっすり寝て体を休めることができたため、バスを降りたら元気を取り戻していた。

 

バスの中は、1階と2階にそれぞれトイレがある。
また、Wi-Fiもあるとの記載があり、係員からもパスワードなしで繋げるとの案内をもらったが、結局最後までまったく繋がらなかった。


国際線飛行機の機内食には遠く及ばないが、バスのなかでも多少の軽食が出される。

プラスチックトレイにパンが置いてある簡素なものだが、食べ終わる時間を見計らって係員がゴミの回収に来てくれるあたり、好感をもてる。

 


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バスはミラフローレスからペルーの海沿いのパンアメリカンハイウェイを通って南下する。


日本の3倍はある広大なペルーの景色を眺められるのも陸路の魅力のひとつだ。

 
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途中何回か休憩をはさみながら、翌朝11:30にクスコの街に着いた。