となりのシュン

こどもの時にだけあなたに訪れる不思議な出会い

南米卒業旅行の準備のはなし その1

大学4年間の集大成として南米旅行を企画しているので、その準備について書く。

 

 

南米は旅行者が少ないだけあって、情報がとても少ない。どのルートが一般的なのか、安全なのか、いくらかかるのか、チケットは買えるのか、外国人は入れるのか、英語はどのくらい通じるかなどなど。なおかつ治安も悪く、強盗事件も多発しているらしい。

我々の旅行の計画は、終始情報を集めることに尽きた。

 

友人の卒業旅行の行先は、女性だとヨーロッパ周遊、ハワイ、グアムなどのリゾート、物好きな人は国内ヒッチハイクなどなどが多いが、あえて南米を選ぶことにした。

 

理由はいろいろあるが、今後社会人生活をしていくと、なかなか長期で訪れることが難しいであろうという現実的かつ消極的な理由と、情報が少なく未開であるからこそワクワクするという積極的な理由との2つがある。

 

未開と言っても、昔と比べれば日本人旅行者も多く、検索してみると、南米を女の子一人でバックパックした人もいて、世の中ひろいもんだと思わされる。

 

 

今回、訪れる国が、ペルー、ボリビア、チリ、ブラジルだ。

街でいうと、リマ、クスコ、マチュピチュ、プーノ、ラパス、ウユニ、カラマ、アタカマ、サンティアゴサンパウロ、イグアス、リオデジャネイロとなる。

旅行期間は30日間。2018年2月11日から3月12日までだ。

このブログを書いているのが2月7日。もう出発まであまり時間がない!笑

 

 

ここからは、事前に行った準備について書いていく。

 

 

1、行先と旅の目的の相談

南米旅行は大学の友人と二人で行く。さかのぼること3か月。11月のはじめ、我々は友人たちで集まり、卒業旅行のことが話題に上り始めていた。私は当初、南米ではなく北アメリカ横断を推していた。他に、南米旅行を推す者、イタリアの世界遺産巡りを推す者がいて、当然のごとく意見は三者三様だった。多少危険な旅でもリスクを背負っていく面白い旅がしたい気持ちのあった私は、話し合いの末、南米旅行に決定した。

イタリア旅行を推した友人は、南米は危険すぎるからという理由で、別の旅行に行くことにした。

 

旅で何をしたいか。

行先の決定に、これは重要な問いかけだ。世界遺産を見たい。きれいな景色を見たい。おいしいものを食べたい。この辺りまでは、誰しも共通するだろう。

ただ、旅に好き好んで行く人は、さらにこだわりを持っているのではないかと感じる。多くのバックパッカーがそうであるように、「人と違うことがしたい」という原動力は旅の行先をクレイジーな場所へと向かわせる。ハワイやヨーロッパでは得られない、日本の文化や常識とはかけ離れた世界。その点で南米はとても魅力的だった。

そしてまた、旅の難易度をあげるのも私は好きなのだ。快適な旅ではなく道中で多くを経験できる方法で旅をしたい。ヒッチハイカーたちと感情を共有できるかもしれない。南米に行くのであれば、日本からツアーで行くような5つ星ホテルにとまって専用車で移動などではなく、現地の人が長年経営しているようなゲストハウスに泊まり、乗り合いバスで移動するのが、同じ目的地を目指すのでも旅で得ているものが全然違う。

 

だがしかし、南米は非常に治安が悪い地域だということは事実だ。私はいままでタイ、台湾、上海と旅行してきたが、どれも文化的にもさほど変わらず、旅行で特に気を付けることはない程治安のいいところばかりだ。バックパッカーの聖地と呼ばれるタイのカオサンロードですら、一定の秩序の中にあり、現地に行けば慣れ親しんだ日本語を聞くことができるほど日本人旅行者も多い。一転して南米、特に最貧国のボリビアや、ファベーラと呼ばれるスラム街が点在するリオデジャネイロなど、上げればきりがないほど危険地域は多い。

 

繰り返すが、情報を集めることだけが戦う術だった。

当初、南米をバイクで縦断することを提案していた私は、ネットで調べ、バイク旅行を決行した人のブログを読み漁っていた。普段からバイクに乗るので、アンデス山脈のひた走る南米を、ひたすら広がる大地の中を、自分の力で駆け抜けることにロマンを感じていた。Youtuberにも同じ旅をした人がいて、実現可能性は低くはないことを知った。実際にバイクで旅行された日本人の旅行者にメールで話を伺うなどして情報を集めたが、12月のあたまの段階でこの計画は断念した。

まずは、同行する相方による反対が大きな理由だ。危険という認識は強く、決行には至らなかった。また、今回の日程では短すぎて南米を十分に楽しめないとのアドバイスをいただいたことも理由だった。

 

 

まず始めたのは航空券だ。航空券を出発の2か月前には予約したかったので、12月11日までに航空券を取ることを目標にした。

 

結論から言うと航空券はユナイテッド航空で取った。

日本からアメリカのテキサス州ヒューストンを経由してペルーのリマに到着。

帰りはブラジルのリオデジャネイロから同じくヒューストン経由で日本に帰国。

合計13万

 

南米旅行の日程がちょうとリオのカーニバルと重なるので、ブラジルに行ってカーニバルを見てから旅行を始めたいなと思ったが、2月初旬にブラジルに到着する飛行機はバカみたいに高く、倍の値段が必要だった。

 

リマ、クスコ、プーノ、ラパス、ウユニ、カラマ、アタカマ、カラマ

カラマからサンチャゴまで空路

サンチャゴからサンパウロまで空路

サンパウロからイグアスまで空路

イグアスからリオデジャネイロまで空路

リオから帰国

というルートだ。

 

事前に様々な人に旅行について情報をもらったので、その他テクニック的なことはまたのブログで書いていく。